鉄道趣味には色々なジャンルが存在しますが、鉄道模型を使ってジオラマ制作を楽しむ人も少なくありません。
ジオラマ制作の魅力といえば、鉄道模型そのものだけではなく、鉄道を囲む情景づくりにあるといえます。
情景がリアルに近いほど、センスが感じられる作品に仕上がります。駅やホーム、山や川など色々なパーツを組み合わせて、よりリアルに近い情景を作れれば、クオリティの高いジオラマ作品になることは間違いありません。
そのためには、プランニングが重要なポイントです。プランニングがしっかりしていないと、センスのあるジオラマ制作は難しくなります。まずは、表現したい情景や鉄道が写っている写真を用意すると良いです。これらの写真を基にして、自分の思い描く情景を図やイラストにして具体化させます。プランニングが完了したら、用意した模型をボード上に並べて仮配置してみます。
仮配置では、実際の模型を並べるのがベストです。そうすることで、サイズ感や雰囲気をイメージしやすくなります。仮配置でイメージ通りのレイアウトになったら、レール仮設と通電テストを行います。そしてレールを固定し、情景を作り込んでいくのです。
ところで、人によってはなかなかプランニングが進まないケースもあるようです。その場合、色々なジオラマ作品をチェックして、良いと感じた作品を参考にする方法があります。センスを磨くためには、手本にしたい作品を参考に作り上げることも必要です。最初のうちは、ほとんど真似している状態になるかもしれません。
しかし、ジオラマ制作の経験値が上がるにつれて、オリジナリティを出したくなったり、自分なりの工夫を施したくなったりするものです。その結果、センスのあるジオラマ作品を完成させることができるはずです。
やはり、クオリティの高いジオラマ作品に数多く触れることが、センスを磨く第一歩かもしれません。